テネレ700を納車して2週間が経過。まずは足つきから。
足つき
テネレ700でもっとも気になる点は、足つきだと思います。
僕の身長は171㎝、標準体重、手足の長さも標準です。
納車時はスタンダード仕様で、実際に跨ってみると、両足爪先立ちの状態でした。
テネレ700には、ローシートで2㎝、ローダウンリンクを入れることで1.8㎝、合計3.8㎝のシート高を下げることができます。
納車時、ローダウンリンクは入れず、シートのみ変更し、2㎝下げました。
1枚目の写真がその仕様です。
この仕様で長距離を走ると、肩や首、お尻が痛くなりました。
お尻が痛くなるのは、ノーマルのスタンダードシートよりクッションが少なくなるので理解していましたが、 肩や首が痛くなる原因は、ハンドル位置に違和感がありました。
ハンドル位置の遠さ
テネレ700は、シート高が高く、足つきばかりが注目されますが、それと同じくらい、ハンドルの位置が高くて遠いことです。
ハンドル位置が高いと、肩と腕が上がった状態になり、肩だけでなく、首にも負担がかかります。
乗車する際にお尻が前に行き、シートの硬い部分で座ることになってしまいます。
この仕様で1700キロほど走り、パフォーマンスダンパーを装着の際に、シートとリンクを逆に変更しました。
組み合わせの違い
1枚目の写真は、ローシートにノーマルリンクの組み合わせ
2枚目の写真は、スタンダドシートにローダウンリンクの組み合わせ
1枚目の写真に比べて、2枚目の写真は、シートの凹み(カーブ)がゆるくなっています。
逆に、2枚目の写真は、リンクを下げたことで、バイクの車体後方部の重心が少し下がっています。
実際に走り出してみると、乗り心地は全く違います。
ローシートからスタンダードシートに変更したことで、ハンドルの高さに違和感がなくなり、適正なポジションになったことで、姿勢が安定。
ハンドル位置も少し近くなりました。
肩や首の痛みもなくなり、シートのクッションも快適。
僕と同じくらいの身長で、シートorリンクのどちらかを変更する際は、 スタンダートシートにローダウンリンクが絶対的におすすめです。
原田哲也さんのYouTubeチャンネルでも同じ感想のようです。
ローシートとローダウンリンクの両方を入れた場合、ハンドル位置が犠牲になりますので、ハンドルの位置や高さの調節が必要だと思います。
数値だけではわからない875㎝というシート高
僕が所有しているもう一台のバイク、ホンダのCRF250Lも同じ875㎝のシート高です。
こちらは両足の爪先ではなく、両足かかとがギリギリ着かないくらいなので、足つきは良好です。
数値ではテネレ700とCRF250Lのシート高は同じなのに、全く足つきが違います。
違いの原因は、シートの幅です!
ホンダのCRF250Lはシートの幅が細く、足がストンと地面に落ちますが、テネレ700は写真で見るよりシートの幅が広いので、それが足つきをさらに悪くしています。
CRF250Lは乗車すると車体全体が沈みますが、テネレ700はほとんど沈みません。
けれど、シートのクッションは適度な柔らかさがあるので、スタンダードシートの座り心地はいいです。
こちらの写真は、今から15年前に乗っていたBMW F650GSダカール。
シート高は870㎝でしたが、テネレ700と同レベルの足つきでした。
バイクのジャンルもカラーも同じ。 15年経っても好みは変わらず!