

今日は奈良県奈良市富雄にある駄菓子屋ジジ&キキの撮影でした。こちらを運営している藤井企画株式会社様のウェブサイト撮影です。
店内にはたくさんの駄菓子が並べられていて、当て物(隠された景品を当てるくじ引き)もあり、コンビニにはない、体験コーナーもあります。


撮影が終わってから小さなカゴを持って、おみやげに駄菓子を購入しました。
僕が育った大阪市の鴫野&京橋は下町で、徒歩圏内に5〜6軒ほどの駄菓子屋がありました。
ほとんどが、おじいさんやおばあさんが経営していて、駄菓子を買って食べながら話し相手にもなってくれていたように思います。それは家族や学校、塾とは違うコミュニティであり、近所の子供たちと駄菓子屋さんは独特の関係性にあったと、大人になった今、思います。
子供の頃に通っていた駄菓子屋は、現在すべて廃業していて、別の建物になっていますが、その時に出会ったおじいさん、おばあさんのことは今でも思い出すことがあります。
土砂降りの雨の日、ミニカップ麺50円を買えば、お湯を入れてくれて、小さなプラスチックのフォークで食べた時のあたたかさ。その時の光景ははっきりと頭に映像が浮かんできます。
駄菓子屋さんは、子供たちにとっては利害関係のない、唯一の存在だったのかもしれません。
