Intel MacからM3チップ搭載のiMacに

2019年にiMac 27インチ 2019を購入しました。
こちらにその記事を書いています。
その時の仕様は、
・プロセッサは、第9世代Core i9 8コア16スレッド、3.6GHz(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)
・グラフィックは、Radeon Pro Vega 48(8GB HBM2メモリ搭載)
・メモリは64GB、SSDは1TB

SSDの容量以外は当時で最高のスペック、総額50万円ほどでした。
5年使用した現在も快適に使用できるのですが、どうしてもAppleシリコン搭載のiMacが気になります。
MacBookとiPadはすでにAppleシリコンのマシンに買い替えています。

新しいiMacに踏み込めなかった理由として2点あります。
・ディスプレイのサイズが27インチから24インチとサイズダウンすること。
・メモリの容量が小さくなること(M1チップのiMacは16GB、M3チップのiMacは24GBまで)

Mac StudioとStudio Displayの組み合わせも一時は検討していましたが、オールインワンの27インチのiMacの発売を待っていました。噂では27インチのiMacは廃止になり、Mac StudioとStudio Displayに引き継がれたという説もあります。


アップルのウェブサイトの認定整備済製品を見ていると、新型のiMac M3チップが売りに出されていました。
こちらの希望は、iMac 2019と同じく、SSDの容量以外は最高スペックであることです。SSDは外付けを使用するので大容量は不要。色はシンプルにシルバー。偶然にも条件にピッタリと合った製品がありました。

仕様は、
・24インチ iMac 8コアCPUと10コアGPUを搭載したApple M3チップ-シルバー
・24GBユニファイドメモリ(上限)
・SSDは1TB
・Thunderbolt 4(USB-C)ポート x 2 USB 3ポート(最大10Gb/s)x 2
・Touch ID搭載Magic Keyboard

認定整備済製品の販売価格は293800円(税込)でした。
これが新品の場合は、全く同じスペックで354800円(税込)になります。
差額は61000円、アップルの認定整備済製品なら問題ないと判断し、即決。
購入ボタンを押して少しすると、その商品はなくなり、同じiMac 2023でも色違いのモデルやスペック違いの在庫はあり、認定整備済製品は、アップルでカスタムしたものがそのまま売られているんだと思いました。
そのような訳で、認定整備済製品は、条件の合う製品が見つかれば、すぐに購入しないと在庫がなくなります。


注文した翌日には製品が届いたので早速セットアップ。
最初に思ったのは、ディスプレイが27インチから24インチになっているので外箱が小さくなっていること。
24インチiMacの軽さ。9.42kgから4.48kgになっているので約半分の重さです。
整備品ですが、新品との違いが全くわからないほど綺麗です。

メリットは、
・PhotoshopとLightroomを立ち上げて作業すると、iMac 2019と比べて圧倒的にサクサクと動きます!!Appleシリコンに最適化されているから?
・消費電力が少なく、ファンが回らないのでずっと静かです。
・スピーカーの音質が良くなっています。音の解像度が上がっているという表現になると思います。

デメリットは、
・モニターのサイズダウンは3インチですが、体感的にその差は大きく感じました。それはLightroomなどでは作業領域が狭くなるからです。
・アクティビティモニタでメモリを確認すると、Lightroomの作業中は20GBほど使用していて、あまり余裕がないことです。動画編集では上限まで振り切るかもしれません。

結論として、購入前に懸念していたディスプレイのサイズとメモリの容量はデメリットを感じましたが、それでも購入してよかったと思っています。
理由は、使用頻度の高いLightroomとPhotoshopが圧倒的に早くなり、作業効率が上がったからです。2点のデメリットもカバーできるほどです。
iMac 2019は5年という長期で使用しましたが、今回のiMac 2023は大幅な進化ではないため、長く使用しても3年かなと思っています。
M4チップ搭載のiMacが年末に発売の噂も売りますが、パソコンは買いたい時が買い時です。

iMac 2023の購入の注意点として、下位モデルの8コアGPUは、thunderbolt / USB 4ポートが2つしかないので、デスクトップモデルとしては不便に感じること。
SSDは容量が少なくても、メモリは最低でも16GB、理想は上限の24GBです。8GBではすぐに振り切ってしまい、パフォーマンスが出ません。iMac 2019のように、後からメモリの追加ができません。

MacBookではお馴染みのTouch ID搭載magic keyboardですが、iMacでもTouch IDはすごく便利ですね。