個人事業から法人化し、会計や税務に関しては、freeeのクラウドを利用しています。
freee会計に加え、給料計算から労務管理のfreee人事労務、決算から申告までを行うfreee申告という3つのクラウドです。
弊社はひとり会社なので、会計と人事労務はミニマムプランを選択。
freee申告は、ベーシックプランと、もし税務調査が発生したら専門の税理士が対応サポートしてくれる申告後もあんしんプランの2タイプがありますが、1年目なのでベーシックプランを選択。
freee会計は、個人事業の頃から利用していたので、法人版になっても変わらない感覚で、日々の経理が行えました。
法人口座とビジネスカードは三井住友に統一し、それを同期することで、自動で経理ができることも大きなメリットでした。
時々ズレなどが発生しますが、freee会計とfreee人事労務にはチャットサポートがあり、平日10時から18時まで対応。待ち時間もなく、すぐに回答を得ることができました。
このチャットサポートがfreeeの大きな魅力で、これまで何度も担当の方には助けられました。
freee会計のデータが、freee申告に連携されます。
一年間、きっちりと経理を行うことで、freee申告は多くの箇所が自動で登録されるので、こちらが設定するのはごくわずかな作業でした。
freee申告にはチャットサポートはありませんが、メールでのお問い合わせ機能があり、約半日ほどで回答がいただけました。
電子申告には、e-tax(国税電子申告・納税システム)とeLTAX(地方税ポータルシステム)の登録と、マイナンバーカードの紐付けが必要です。
スマホでの申告はマイナンバーカードをカメラで読み取れますが、PCの場合はカードリーダーが必要になります。
Amazonでカードリーダーを検索すると数多くの機種がありますが、信頼できるソニー製、非接触ICカードリーダーのパソリ、RC-S300を選択。
こちらはMacにも対応していて、最新のOSではドライバーは不要でした。
e-taxの壁にぶち当たる。。
e-Taxには「e-Taxソフト(WEB版)」「e-Taxソフト(SP版)」があります。
Macはすべての機能が使用できるSP版が使用できません。
e-Taxソフト(WEB版)の事前準備セットアップツールをダウンロードして、safariの設定で拡張機能をオンにします。
RC-S300にマイナンバーカードをセットし、クリックを押しても反応しない。。
ネットで調べると、Appleシリコン搭載のMacでは反応しないことがあるようで、別のインテル版のMacで行いました。
インテル版のMacでも不安定で、その後、何度かクリックすると画面が切り替わり、次へ進むことに。接触不良?何が原因??
eLTAX(地方税ポータルシステム)の登録はe-Taxと違ってスムーズに登録できました。
税務署はe-Taxについて全く関知せず
e-Taxでの手続きや操作がわからなかったので、管轄の税務署に電話をすると、e-taxに関しては国税庁に問い合わせてほしいとのこと。
こちらからPCを税務署に持参してご相談がしたいと伝えると、税務署のPCはネットに繋がらないのでお客様と画面共有ができない、税務署にくわしいスタッフがひとりもいないので、国税庁に聞いてほしいの一点張り。
確定申告の時期、税務署には大勢のスタッフがいます。それにも関わらず、e-taxについて誰一人として説明できる担当者がいないのは大問題だし、業務放棄ではないの?
国税庁のe-taxのサポート電話はナビダイヤル。
しかも全く繋がらずに電話料金だけが加算されていく。
やっと繋がったと思えば、e-taxはMacのPCでは申告できないとの回答。チーン。。
そんなことってあるの??
freeeに問い合わせるとMacでも問題ないとのことで、操作などは自力で解決。
行政はe-taxを推進しているはずなのに、こんなことでいいのかな?
河野太郎デジタル大臣、これが国内の現状ですよ!!
・freee会計-法人ミニマム年間プラン26136円
・freee人事労務-ミニマム年間プラン26136円
・freee申告-ベーシックプラン27280円
合計で年間79552円(税込)
年間約8万円で完結できると思えば低料金ですが、人件費を考えると、税理士さんにお任せする方がお得かもしれません。
僕の場合は、法人設立1年目をセルフで行うことで、会社を運営が少しは理解できるかなと思ったからです。2年目もセルフ申告する予定ですが、3年目からは税理士さんにお願いしようと思っています。
統括すると、freeeのクラウドはすばらしいのひとこと(忖度なしです)
けれど、e-taxなど行政のシステムには課題があり、そこがセルフ申告のハードルを上げているのではないかと思ってしまいます。