合同会社ではなく株式会社にした理由

個人事業〜合同会社〜株式会社の写真事務所

個人事業主として写真業を20年以上行ってきて、法人になることを決意し、実は合同会社で準備を進めていました。
理由は、従業員を雇わず、ひとり社長の場合は、株式会社より合同会社の方が、敷居を低く感じたからです。
合同会社の定款の作成及び実印も完成し、いざハンコを押す直前で株式会社に変更したという経緯があります。

株式会社に比べて合同会社のメリットは、
・設立の初期費用が15万円ほど安い
・役員の任期が無期限(株式会社は最長10年)

大きく分けてこの2点ほどしかメリットがありません。


株式会社の最低資本金は1000万円でしたが、会社法改正で現在は1円でも会社を設立できます。
取締役を3名、監査役を1名設定する必要も現在はなくなり、1人役員(社長)でもOKです。
合同会社と株式会社の税率や税金は同じ。



設立の初期費用の15万円の差は、中級クラスのレンズ1本分の金額なので、個人的には問題なく、役員の任期の更新もそれほどデメリットに感じませんでした。

撮影したお客様で、合同会社から株式会社に変更されるケースが何社かあり、追加費用や手間を考えると最初から株式会社の方がよかったという意見も。


結果として合同会社ではなく、株式会社にしてよかったと思っています。
理由は合同会社より株式会社の方が一般的に馴染みやすさがあるからです。

業種によりますが、僕の場合は、撮影で大手企業の代表取締役と直接、名刺交換します。

・合同会社の代表は、代表社員。
・株式会社の代表は、代表取締役。

代表社員より、クライアントと同じ代表取締役の方が親近感があるようです。


会社法改正で株式会社の設立が以前に比べて容易になったことや社会的信用を考えると、個人的には株式会社の方がおすすめですが、業種にもよります。

僕のように法人向けの(B to B)で、外に出て積極的に人に会い、直接名刺交換や対話を必要とする場合は株式会社の方が有利に感じます。
一般消費者向け(B to C)やテレワーク(リモートワーク)中心の業務は、法人の形態に優位性はないかもしれません。


写真左は合同会社の実印。
写真右は株式会社の実印。
どちらもチタン製で、合同会社の実印は記念品になってしまいました。