今回は、炭火焼鳥店の撮影です。
Webサイトの撮影で、撮影内容は、
外観、内観、スタッフ様ポートレート、スタッフ様集合写真、仕事風景、メニュー撮影、イメージカット、お客様の賑わい風景です。
今回の撮影機材は、
シンクタンクフォトのカメラバッグ、エアポート・ナビケーターに、
カメラは、
EOS 5D mark4(メイン機)
EOS R(サブ機)
レンズは、
EF14mm F2.8L II USM(内観撮影用)
EF24-70mm F2.8L II USM(高画質な常用レンズ)
EF100mm F2.8L マクロ IS USM(アップ撮影用)
ストロボは、
トキスター、e-Light m200(2型)(モノブロックストロボ)
キヤノン、600EX II-RT(クリップオンストロボ)
露出計、ブロアー、予備バッテリー、コード類、セロテープ、グレーカード、レフ板4枚
マンフロットのパッド付三脚バッグに、
写真電気工業株式会社のソフトライトBOX、80×80cm、偏芯タイプ
ニッシンデジタル スーパーライトスタンド LS-50C カーボン製
白背景紙
撮影は、準備から撤収まで、2時間以内で、全ての業務を完了します。
今回は飲食店の撮影で、通常営業日。
時間内に撮影できなければ、お客様の業務に影響します。
1分でも時間をオーバーすると、プロとして失格です。
ストロボの数を増やすと、その分、設置と撤収に時間がかかるので、今回はストロボ1灯、レフ板で影を起こします。
撮影内容や撮影時間で、カメラバッグの種類、機材を細かく変更しています。
カメラマンは、写真をきれいに写すことは(普通)です。
カメラの性能が良くなり、一般のアマチュアカメラマンでも写真はきれいに写せます。
プロは、限られた条件の中で、仕事をきっちり完了させることです。
カメラマンは、写真をきれいに写す技術以外に、
コミュニケーション能力が必要です。
笑顔を引き出す技術や、会話を盛り上げる話術、場の空気を読んで、臨機応変に対応できるスキルです。
カメラマンが現場で緊張していると、その緊張が周囲に移ってしまいます。
緊張の原因はいろいろあると思いますが、
僕の経験では、自信のない状態で現場に入っていた駆け出しの頃は、
『ちゃんと撮影できるだろうか。。失敗しないだろうか。。』
という経験の未熟さによるものでした。
そうならないために、撮影前にきっちり準備をし、何度もテスト撮影をします。
準備をきっちり行うことで不安が消え、数多くの経験を積むことで、自信を持ち、今は現場で緊張することがなくなりました。
現場では自然体でいること。
自然体であれば緊張することはなく、相手(クライアントやお客様)に対して良好な関係を保てます。
もう一点は、ズバリ、手際の良さです!
撮影の準備段階から終了まで、流れるように動くこと。
無駄な動きをなくすことで、時間のロスを防ぎます。
写真の仕上がりがよくても、手際が悪いと、相手にマイナスの印象を与えてしまいます。
結果オーライでないところが、カメラマンの仕事です。
予定のカットをすべて撮影し、時間内に終了。
お客様にお礼をして、大阪に戻ります。
事務所に戻ったのは、PM11時。
撮影が終わって、アルコールでちょっと一息、という訳にはいきません。
すぐにパソコンにデータを移して、RAW現像(画像処理)に入ります。
夕食をガッツリ食べると、PCでの作業中に眠くなるので、夕食、特に炭水化物は控えます。
朝と昼にしっかり食事を摂り、撮影でカロリーを消費して、夜の作業に備えます。
画像処理したデータは当日、もしくは翌日には納品するようにしています。
納品が早ければ、それだけカメラマンへの信頼に繋がります。
新聞や雑誌の取材撮影以外に、Webサイトの撮影は、月に約20件、多い時では30件の依頼があります。
出張カメラマンは、人物撮影から、商品撮影、建築撮影、イベント記録、広告から報道まで幅広く対応できるスキルが必要で、日々、現場の中で勉強です。
写真には、一瞬で人を魅了する「力」があります。
カメラマンは、人や物、撮影対象の魅力を最大限に引き出し、それを広く世間に伝えることです。
今回は、出張カメラマンの撮影機材と撮影術、飲食店撮影編として、焼鳥店からお伝えしました。
・追伸 現在、カメラはEOS Rシステム、ストロボはプロフォトに切り替わりました。