テントを片付けて、海沿いを南へ走りました。
青空の下、信号のない直線の道を走るのは、北海道だからこその体験です。
島牧村に入り、少し休憩しようと、バイクを止めて海を眺めていると、遠くから赤いランプを回転させた車が、こちらへゆっくりやってきます。
そして車が止まり、中から2名の警察官が僕の方へ近づいてきました。
最近この周辺で、野生が熊の出没しているとのことで、そのビラを配っているのでした。
地元民ではなく、僕のようなキャンプをする人たちは、食べた食事をそのままにしてテントで寝ことが多く、その匂いにつられて熊がやってくるとのこと。
僕の憧れの写真家、星野道夫さんは、テント泊でヒグマに襲われて亡くなった経緯があり、今後の野営は注意しなければと強く思いました。