相棒の卒業-新たな旅立ち

この一年間、様々な現場で、ともに活動した彼が、本日付で退社し、新たな夢に向かって旅立つことに。
専属の助手がいない僕にとって、彼のアシストなしでは、この一年間を乗り切ることはできなかったです。

彼は僕より20歳年下の青年。
親子ほどの年の差。
手足が長く、モデルのような雰囲気に反して、純粋で真っ直ぐ、そして時に愉快な彼。

一緒に過ごす時間が長かったので、
仕事の話、プライベート、家族の話、子供の頃の体験など、
この一年で、もっとも会話をしたのが彼でした。

独身で一人暮らし、仕事だけが生きがいの僕にとって、
彼は弟のような、家族のような気持ちにもなっていました。

親しい仕事仲間が集まって、彼の送別会を行いました。
場所は北新地のイタリア大衆食堂、堂島グラッチェ本店。

その前に、彼にプレゼントを贈ろうと、ヨドバシ梅田へ。

デジタルカメラは数年経てば価値がなくなっていくのて、ずっと価値が変わらない物を。
そこで選んだのは、シチズンの腕時計、チタンのプロマスターでした。

この一年をみんなで振り返り、「若さ」という無限の可能性を感じました。

僕は現在43歳。
年齢的にはもう若くありません。

気持ち的に若いつもりでも、20年前のがむしゃらで怖いもの知らず、
そんな気持ちを持てるはずもなく、チャレンジしているつるりでも、
どこかで保守にまわっている自分も感じています。

それが年を重ねること、大人になることだと思いますが、
世間知らずの無茶ができた、あの頃の気持ちを愛おしくも思います。

「若さは無限の可能性」
だからこそ、その可能性を伸ばすために、どのような人生を送るのか。
運や偶然もありますが、すべては自分の行動次第です。

若くはない、中年の僕もまだまだ夢の途上にいます。
彼のまっすぐさに負けないように、僕も頑張ります。

K君、たくさんの想い出をありがとう。
そして、またいつか、どこかで。。。

巨大な油化学工場で撮影

今日午前中は、大阪某所にある巨大な油化学工場で撮影。
ヘルメットを着用し、要塞のような施設での撮影は、毎回ドキドキします。

今回も企業様のホームページの撮影です。
メインの写真はまだアップできませんが、サイト完成後に公開します。

午後からは、西淀川区にある、しもおか整骨院様のホームページ撮影。

カメラマンは、一日に様々な現場で撮影することになるので、
移動の時間がポイントになってきます。

自動車での移動は、大阪は渋滞が多く、
電車での移動は、乗り継ぎや、事故などで遅延が多く、
そうなると、高速道路に乗れる軽量のバイクがもっとも適しています。

僕はホンダのオフロードバイクに乗っていますが、プライベートでも仕事でも大活躍。
このバイクのおかげで、ハードな仕事もこなせます。

夕方に事務所に戻り、今日2件分のデータをAdobe Lightroom CCで現像。
それが終わると、昨日の切削工具のカタログ撮影の続きです。

プロカメラマンの仕事は、現場での撮影と、事務所での画像処理のルーティーンです。

切削工具のカタログ撮影 

今日は事務所にセットを組んで、切削工具のカタログ撮影をしています。

僕は出張撮影が多いんだけど、商品撮影、特に反射のある貴金属や刃物などは、
現場にセットを組んで撮影するのが難しいので、事務所で撮影します。

会社様へ訪問し、打ち合わせの際に、ふとテーブルを見ると、
スチール製のバイクの置物に目が留まりました。

社長様にお伺いすると、切削工具で製作したノベルティで、
関係者に配られる商品とのこと。

バイクが好きで、このちょうどいいミニマムなサイズ感。
見た瞬間にときめいてしまい、目を輝かせて眺めていると、
「よかったら、持っていって」
と、戴いてしまいました!

撮影を通じて、少しずつお宝が増えていきます✨

南紀白浜グラスボート 白浜海底観光船株式会社様の撮影

大阪市内から、ホンダ、CRF250Lに機材を積み、南へ約150㎞。
今回は南紀白浜、グラスボートを運営している白浜海底観光船株式会社様の撮影でした。

7月から撮影が決まっていましたが、台風の影響などで延期が続きました。
先日の台風で、こちらも大きな被害があり、事務所は浸水、乗り場には大量の流木が流れて乗り上げ、
潮風の影響で、周囲の緑や、円月島の反面の緑が茶色に枯れてしまいました。。

現在は復旧し、この日は、波は静かで天候に恵まれ、お客様で賑わいました。

僕の故郷は白浜の近く、和歌山県田辺市で、子供の頃から白浜は遊び場。
グラスボートにも子供の頃から乗っていました。
こちらの会社は創業60年以上、僕の生まれる前から運営されています。

今回の撮影では、
陸、そしてグラスボートに乗って海から、そして上空からも撮影しました。
いろんな角度から、グラスボート、そして円月島の魅力を表現しています。

プール学院中・高校の平成最後の文化祭撮影

今日はプール学院中・高校の文化祭の撮影でした。
最近は学生を撮る機会はほとんどなくなりましたが、
この行事は、2013年から毎年撮影していて、6年目になりました。

今回、平成最後の文化祭ということで、過去のデータを見ながら懐かしい気持ちに。
また来年も撮影できますように✨

マイナビの撮影 テラテック株式会社様

今日はマイナビの撮影で、テラテック株式会社様へ。

求人サイトの撮影は久しぶりです。
この10年の間に、500社以上撮影しましたが、昨年からはホームページの撮影案件が増え、
マイナビなどの求人サイトの撮影は、年に数えるほどになりました。

企業の求人と、企業のホームページの撮影は、
どちらも2〜3時間の間に、社長様、従業員様、外観、内観、労働風景、イメージカットなど、
共通点も多く、その企業の魅力を写真で表現するという点は同じです。

求人サイトの撮影は、若いスタッフを募集するので、
写真を撮影するのも、社長様以外は、新卒や20代のスタッフになります。

代理店の営業様も20代前半。
気がつけば、僕はすっかりベテランの世代になってしまいました。

と言っても、カメラマンは定年退職がないので、
僕なんかは、まだまだひよっこの部類に入るかもしれません。

求人サイトの撮影については、ホームページでコラムを書いています。
よかったらご覧ください。

一瞬を狙う!フードストアソリューションズフェア2018

報道の現場に出るカメラマンは、大きく分けて、3タイプのカメラマンが存在します。
今日はインテックス大阪、フードストアソリューションズフェア2018の開会式の撮影から、
解説してみたいと思います。

1.新聞社やマスメディアのカメラマン
2.出演者側のカメラマン
3.主催者側のカメラマン

僕は新聞社の契約カメラマンでもあるので、この3つの立ち位置はすべて経験しています。

1.新聞社やメディアのカメラマンは、その媒体の撮影になります。
新聞の場合、撮影前からイメージが決まっているので、その瞬間のみ狙います。
使用しない写真は基本的に撮りません。撮影が終わればすぐに撤収し、データ納品。
雑誌の場合は、メインの写真に加えて、アナザーカットを数点撮影。

2.出演者側のカメラマン、今回の僕の立ち位置はこちらでした。
上場企業の社長様のテープカットのシーンがメイン、その前後の様子など、その社長様のみを撮影。
広報に使用する写真です。

3.主催者側のカメラマンは、そのイベントの記録です。
こちらは基本すべての様子を撮影するので、カット数が多く、拘束時間がもっとも長くなります。

1と2のカメラマンの拘束時間は約1時間、3のカメラマンは1日拘束になります。

開会式は30分、テープカットのシーンは、一瞬です。
今回は、その社長様のみを撮影するので、
社長様を撮影するベストなポジションから、望遠レンズで狙います。

暗い会場でも、望遠レンズを使用するので、1/250以下のシャッタースピードでは切りません。
今日は会場が明るかったので、ISO(感度)は2500、1/320で切りました。
ISOは、僕の使用している5D Mark4では、6400くらいは躊躇なく上げます。

僕はメインもサブも同じ5D Mark4を使用しています。
同じカメラの方が、一瞬の設定の際に、迷わない理由です。

もう一台のカメラには、標準ズーム、24-70mmF2.8を装着し、全体のショットを狙います。
会場が狭く、引きがない場合、16-35mmF4を使用することもあります。
今日は24-70mmを使用し、カメラバッグには、単焦点14mmを入れていました。

報道の現場では、ストロボをバンバン炊いているイメージですが、
ストロボを使用しない方が、きれいに写ることもあり、ケースバイケースです。
ストロボを使用しなくても、もしものことがあるので、カメラには、クリップオンストロボを常に装着しています。

今回のように、一瞬を狙う撮影での注意点は、
カメラの設定は適切か、撮影ポジション、進行の流れをしっかり把握しておくことです。

そして、その一瞬の最中に、カメラのトラブルで写真が撮れないことがないように、
日頃からカメラのメンテナンスと点検、最新機材の入れ替えなど、
カメラの取り扱いも、プロの仕事です。

服装ですが、式典では、カメラマンもスーツ、もしくは黒のジャケットとパンツ着用が好ましく、
現場に普段着で来るカメラマンがいますがNGです。
記者会見や記者発表は、スーツでなくても、黒のジャケット着用が無難です。

カメラマンという職業は、「黒子に徹すること」だと思うので、
現場で目立たないことが鉄則です。
どんなに写真の腕が良くても、そのマナーができていないと、仕事は来ません。

今回は、フードストアソリューションズフェア2018の開会式からお伝えしました。

音楽PVの広告撮影

 

今日は某所で、音楽PVの撮影。
現場にチームが集結し、12時間に及ぶ撮影でした。

僕は広告に使用するスチールの撮影です。
映像のカメラマンの機材は、すべてソニー。
デジタル一眼での動画撮影は、ソニーが主流、そしてパナソニック。

キヤノンやニコンは実用的ではなく、キヤノンの場合はさらに映像に特化したシネマカメラになります。
来月発売のEOS Rの動画性能も、シングルスロットや4K撮影時の画角クロップなど、マイナス点も多く、まだしばらくはソニーの天下になりそうです。
パナソニックから8K動画の噂もあり、海外で撮影したパナソニックのデジタル一眼のドキュメンタリーCMは、個人的にはすごく好きです。

この日はドローンも飛ばしました。
特に映像の世界では、ドローンは必須ですが、スチールはまだまだ普及していないと思います。

広告の世界は、クライアントが細部までこだわるので、腕のいい、スペシャリストが集まります。
それぞれで活躍するプロの仕事を見ることで勉強にもなり、刺激にもなります。

僕にとってプロとは、専門性に特化し、遊び心と、厳しさを両方持ち得た状態です。

 

広告写真事務所-スタジオツービー様の撮影

大阪市北区天満、造幣局のすぐ近くにある広告写真事務所、
スタジオツービー様のホームページの撮影をさせていただきました。

今回、このお話をいただいた時に、同業者様を撮影するのは、プレッシャーも大きく、どのように写真をお撮りすればいいのか、思案しました。

そこで提案させていただいたのは、実際にカメラマンとして、お仕事をされている姿をお撮りするというものでした。

僕自身、20年以上、カメラマンをやっていますが、
プロカメラマンは、日々、誰か(何か)にカメラを向けますが、
自分が向けられることはほとんどない、もしくは全くないということです。

僕がカメラマンという仕事を選択して、師匠から最初に言われたことは、
「カメラマンは、黒子に徹せよ」でした。

撮影現場での主役は、カメラマンではなく、撮られる側の被写体です。
カメラマンは、その被写体をいかに輝かせるか、魅力を引き出せるか。

師匠の言葉を思い出し、撮影現場へ向かいました。

スタジオツービーの社長様は、僕よりずっと年上のカメラマンで、写真業界では大先輩になります。
競争の激しい業界において、それだけ長く看板を背負ってカメラマンをされているのは、尊敬の対象です。

撮影は、事務所で打ち合わせをするシーン、
Macに向かって画像処理をするシーン、
スタジオで撮影するシーンの、主に3つのシーンを撮りました。

今回の撮影では、あえてストロボは持ち込まず、明るいレンズでの自然光て撮影することにしました。
EF35mmF1.4のBRレンズがメインです。

キヤノンの単焦点レンズの中で、周囲の背景を生かしながら、人物を撮影できる最適なレンズ。
24mmでは広角すぎて人物が歪み、50mmでは背景が生かせない、ゆえに35mmです。

スタジオツービー様は、カメラマンが4人、レタッチャーが1人、年齢層も若手から中堅、ベテランとバランスがよく、まさに広告写真のプロ集団です。

カメラマンは、撮影のジャンルによって、全く世界が異なり、
広告写真というジャンルは、「写真の技術を追求する」ことにあります。
写真に対するこだわりは、数あるジャンルの中でも、相当なものになります。

そんな僕もかつては、広告写真の現場で修行をしていました。
大阪市天王寺区にあるサンスタジオで、助手をしていたのは二十歳の頃です。

写真を現場で学びながら、いろんなカメラマンとの出会いの中で、
僕にはスタジオでの広告写真より、インタビューや取材撮影など、
現場で撮る写真が向いていると思いました。

そしてスタジオを辞め、雑誌のインタビューなどの撮影を行うようになりました。

そんな経緯もあり、広告写真のカメラマンには、自分が果たせなかった、憧れのような気持ちがあります。

撮影終了後に、公園でコーヒーを飲もうと、造幣局付近の川沿いにやってきました。

バイクを停めた川の向こうには、日本経済新聞社旧社屋がありました。
小学生の頃、社会見学の授業で訪れた場所。
新聞の出来上がる工程を見学し、おみやげにその日の夕刊をいただいたのは、今でも想い出になっています。

その想い出の延長の先に、ご縁があり、日経新聞社様で、インタビュー撮影のお仕事を時々行なっています。

今回の撮影では、いろんなことを感じる、または思い出す、きっかけになりました。
プロカメラマンは、ひとつひとつの経験の積み重ねです。

プロカメラマンという仕事は、
「写真」に対して、情熱を持って全力で取り組むこと。
シンプルだけど、それが答えです。
そしてシンプルだからこそ、難しい。