第5話 ギルド(写真代理店)

ギルド(代理店)に登録する
私が若い頃は、武器(カメラ)と防具(レンズ)を手に入れたら、 実戦を経験せず、いきなり海を渡って異国のフィールドで戦闘(撮影)を繰り広げたものだ。
当時は地図(パソコン)が普及する前の時代。
私以外にも無鉄砲な奴らが多かった。
そう考えると、今は便利な世の中になったものだな。
さて、早速地図(パソコン)を開いて、「カメラマン 仕事 募集 」と検索をかけてみろ。
何度検索にかけても、見つかる職業クラス(撮影ジャンル)は3つほど。
ブライダル、スクール、アマチュアスポーツ |
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どれもスナップ撮影の案件だ。
もし君が、この3つの中から希望するものがあれば、そのまま進むがいい。
報酬はどれも1件15000ゴールドほど。
装備品がその数倍、数十倍かかるので低いと思うかもしれないが、これはギルドが手数料を差し引いているからだ。
ギルドを通さず、クライアントと直接契約するようになれば、その数倍は稼げるだろう。
ここで改めて言うが、職業クラス(撮影ジャンル) に優位性はない。
それぞれのクラスにはマスター(上級者)が存在し、報酬額も桁が違う。
心技体、その道を極めた者だけが、真の冒険者(カメラマン)になれるのだ。
3つの中から、希望する職業クラス(撮影ジャンル) がない場合。
それは自分自身でクライアントを探すしかない。
ちなみに私は報道を選んだので、撮影した写真を情報屋(新聞社)に直接売り込みに行ったものだ。
君は今、装備品などでゴールドが必要だろう。
とりあえず、この3つの中から資金が貯まるまで、仕事をしてみてはどうだろう。
その選択をしない場合は、後から方法を説明しよう。
ギルドには大きく分けて、2つのタイプが存在する。
小規模ギルド(街の写真館) 大規模ギルド(某フォト企業) |
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ギルドの大小の違いで、報酬額が変わることはない。
手数料が発生する以上、どこも似たり寄ったりだ。
検索してこの3つが表示されるということは、それだけ需要も、同業者も多いということだ。
私の経験から君にすすめるのは、小規模ギルドの方だ。
それは次で説明するが、冒険者(カメラマン)にとって、厳しい現実と向き合うことに。。。