法人口座開設の手続きと審査基準 三井住友銀行

会社設立後はすぐに法人口座の開設手続き。
僕は三井住友銀行に絞って申請しました。

理由は、
1.社会的信用の高いメガバンク(都市銀行)
2.パソコンバンクWeb21(ネットバンキング)のライトプランは無料
3.クラウド会計ソフト、フリーと連携している
4.個人事業の頃に三井住友銀行で屋号の口座を作っていたから
5.経営セーフティ共済の加入手続きができる


三井住友銀行の法人口座は、まずネットから手続きします。
必要事項に記入し、後日を書類を郵送します。

  1. お申込法人名の印鑑登録証明書(発行日から6ヵ月以内)のコピー
  2. 履歴事項全部証明書(発行日から6ヵ月以内)のコピー
  3. お手続者さま(ご来店予定者さま)の本人確認資料の両面コピー
  4. 本店・主たる事務所の建物登記簿謄本(自己所有の場合)または賃貸借契約書(借家の場合)のコピー

後日、担当者から確認の電話が入ります。
担当者はこちらのホームページをチェックしていました。
聞かれる項目は、登記に書いている事業は実際に行われているか。
取引先(クライアント)の確認など。


後日、メールがあり、来店の予約。
来店時に持参する書類は、
■履歴事項全部証明書(発行日より3ヵ月以内の原本)
■印鑑登録証明書(発行日より3ヵ月以内の原本)
■本人を確認する公的書類(運転免許証、旅券(パスポート)等)
■法人番号を確認できる書類(法人番号指定通知書等)   
■会社の実印


当日はジャケット着用し、髪を整え、いつもより正装。
今後、長いお付き合いになるかもしれないので、印象は大切です。

無事に法人口座が開設され、その日に通帳の発行。
キャッシュカードは後日、郵送です。


同時に法人のクレジットカードを申し込みました。

僕が選んだのは、三井住友カード、ビジネスオーナーズ、ナンバーレスのゴールドです。
年間100万円以上の利用で、翌年以降は年会費永年無料です。
個人事業の頃から愛用しているカードは、エポスカードのプラチナです。
こちらはポイントがすごく貯まりますが、エポスカードは法人カードが作れません。


法人向けインターネットバンキング、パソコンバンクWeb21の申し込み。

ライトプランは、初期費用、月額料金無料で、基本的なサービスが利用できます。
ライトプランの上に、デビュー、スタンダード、エキスパートがあります。
ライトプランは、1日あたりの振込上限金額は300万円まで、税金や各種料金の払込、ペイジーに対応しています。


新規の小さな写真事務所でもメガバンクで法人口座の審査が通ったのは、いくつか理由があると思います。

1.会社の登記がバーチャルオフィスではないこと
登記の住所は持ち家です(住宅ローンは完済)建物登記簿謄本が必要なのはそのためです。
バーチャルオフィスで会社の登記はできますが、メガバンクで法人口座の開設は難しいようです。

2.ホームページをしっかりと制作していたから
新規の法人は業務の実態が不透明なことがあります。
ホームページで具体的な実績を掲載することで、事業内容や目的をしっかりと伝えることができました。

3.三井住友銀行で個人事業の屋号の口座を作っていたから
屋号の口座で、具体的な取引があることで、事業の明確な数字を出せます。


ネット銀行はどうか?

法人口座は三井住友銀行に絞りましたが、ネット銀行も検討しました。

楽天銀行は、個人口座、楽天証券、楽天カードと利用していますが、残念ながらフリー会計との連携ができなくなってしまいました。
フリーのユーザーにとっては致命的です。

PayPay銀行は、振込手数料が安く、しかもフリー会計と連携。消し込みという作業が全自動に対応(2022年現在で唯一)

もしネット銀行で法人口座を作るなら、PayPay銀行の一択です。